エイミー道場 過去ログ


 第一回 始まりのブルマ

「はーい、皆!呼ばれて飛びでてオペレートな私はエイミーである!!」
「その弟子二号、呼ばれて飛び出てブルマなリィンフォースB(ブルマ)Uなのですー」
「うむ、相も変らぬ直球な肩書きね、リィンちゃん」
「ところで師しょー、救済の主であるリィン達が何故ここにいるのですか?」
「うむ、NG大賞での人気っぷりにこのまま使い捨てるのは惜しすぎると言う事でこの際だから面白みも色気も無いWeb拍手を乗っ取る事にしたのよ」
「わーい、味を占めやがったなのですー」
「うん、恐るべきかなジャンル効果。余り出番のなかった私達も一気に影の主よ!」
「その道は一人で行って下さいなのですー。リィンはクロノさんと日の当たる道を行くですよー」
「ぎゃぁぁぁぁっ!つれない発言!!やっぱり、ロリィン恐ろしい子!」
「それはそうとして師しょー。今日は第一回という事でゲストが来ているのですー」
「それはなんと!第一回からゲストとは昨今のネトラジにはない手法ね。よし、許可!ところで一体誰なのかな?」
「それはもう物凄い特別ゲストなのですー」
「う〜ん、ヘタレフェイトちゃん?垂れなのはちゃん?それともやさぐれはやてちゃんのトリオ?ふっ、なんでも来るわよいわ!今の私は生半端な事では止められないわよ!」
「それではゲストの登場なのですー」



「初めてお目にかかります。弟子一号、リィンフォースB(ブルマ)Tです」
「ぶぅぅぅぅぅぅぅっ!」
「わーい、先代もとい姉弟子の登場なのですー」
「貴方とも初めて会いますね、妹弟子」
「ってこらこらこら!はしたなくとも盛大に拭いた師匠を無視して親交を深めるでない!にしても、そう来たか!道理で一人しかいないのに弟子二号だったわけね!」
「そんな訳でこっそり改名していたのですー」
「最初の二行目参照と言う事か」
「そんな訂正を許さないような発言を!?恐るべし、ブルマ!反則よ、ブルマ!」
「ふふふ、こうやってブルマを広めていくのです」
「それが私達の業………」
「ええい、ブルマがなんなのかわからなくなるような発言をっ!と言うか今更だけどリィンTさんのブルマは反則通り越して封印指定物ー!!」



「そんな訳で第一回なのでしたー」
「あんまりにも勢いつけすぎて第二回以降を不安にさせる出だしだったわねー」
「あ、あんまり落ち目だったらリィンは出て行くので一人で頑張ってなのですー」
「最後まで黒くて鋭利な発言をー!怖っ!怖すぎて白くなっちゃいそうよ!あ、そしたら私もブルマはいていい?」
「そ、それだけはやめてなのですー!!!」
「そんなにマジで涙目になられると本気で傷つきそうになりながら、今回は終了よ!」
「それでは次回もナイスブルマ!なのですー」
「それじゃリィンちゃんのコーナーみたいじゃないのぉぉぉぉっ!!」



 第二回、があれば続く。


 第二回 エイミー道場 天敵は案外は必ずいる者だ



 最初はただのネタだった。

 けれど、多くの人が応援してくれて

 その声を聞かない振りは出来なくて。

 だから、あたし達はここにいます。

 だから─────救済エイミー道場、始まります。

「こんばんわ!あたしがこの救済道場の主、エイミーである!!!」
「…………」
「んー、どうした弟子二号。始まりに自己紹介するのはネトラジの基本ぞよ。さぁ、元気よく!」
「………そんな事よりなんなのですか、あのオープニングは?」
「いやぁ、せっかくコーナーになった事だしリリカルっぽく始めてみようと思って。イメージは三期OPで4649!!」
「お、おこがましい事この上ないですー!!」



「………取り乱して申し訳ないのです。この身の程知らずの弟子二号リィンフォースB(ブルマ)なのですー」
「うむ、最早言わなくともわかるだろうに( )の訳付き。中々説明キャラになってきたな、弟子二号」
「それにしても師しょーがOP語りするなんて吃驚仰天なのですっ。どれくらいびっくりかって言うとクロノさんとエイミィさんが結婚したって聞いた時くらいびっくりなのです!!」
「そんなにか!というかいい加減気づいたけどあんまり師匠の事敬って無いわね弟子二号!!」
「まぁ、そんな些細な事は置いておいて今日のゲストを呼んでいいですか?」
「げぇー、吃驚仰天と言いつつ些細な事で片付けおったわ、このブルマ!その図太さ油断ならねぇ!!」
「今回もスペシャルなゲストをお呼びしてるのですよー」
「ふっ。第一回にしてリィンB(ブルマ)Tなんてとんでもない人が来たからね。そんじょそこらなゲストじゃ驚かないわよ!!」
「それではゲストの登場です。どうぞー」



「こんにちわ、司馬リンディです♪」
「かっはぁっ!?」
「こんにちわですー」
「今日は御呼ばれしたからちょっと張り切ってきちゃいましたっ」
「わー、とっても綺麗なのですー」
「………あの、艦長?」←素に戻ってる
「司馬リンディです♪」
「いえ、だから」
「司馬リンディ=ハラオウンです♪」
「司馬しか原型ねぇぇぇっ!!そして三国志知らない人、置いてけぼり!!」
「司馬リンディさん、どうしたらクロノさんのお嫁さんになれるのですか」
「あらあら、永遠の孫みたいな娘を持つのも悪く無いわね」
「母よ!息子の守備範囲に寛容すぎるのもいかがなものかっ!」



「そんな訳で第二回なのでしたー」
「いや、もうゲストが濃すぎてあたしら影薄くなって無い?」
「そんなことはないのです。リィンは薄くなってないのです。薄くなっているのは師しょーの影と原型だけなのです」
「い、言われて見ればそんな気がー!!」
「そうやって段々と師しょーは消えていくのです………」
「まだ第二回なのに!!ええい、こうなれば道場主権限で第三回はゲスト無しよ!!」
「そ、そんな横暴なのですー!!」
「黙らっしゃい!!ここではこのエイミーこそ法なのである!!」
「う、うわーんなのですー!!」
「そんな訳で次回を心待ちにせよ!!」

 エイミーの横暴により、ゲスト禁止な第三回。

 エイミーは一体何を考えているか。

 それでコーナーは成り立つのか!

 リィンフォースB(ブルマ)Uの不安はクライマックス!

 次回、第三回「タイトル未定」に続く!!



 第三回 エイミー道場 原点回帰

 たくさんの人が来てくれて

 騒がしい時間が瞬く間に過ぎてしまって

 ふと、自分を見失ってしまったような気がした。

 そんな、時は始まりを思い出して、あの頃の自分を取り戻そう。

 救済エイミー道場、始まります。



「こんにちわ!あたしがこの救済道場の主、エイミーなのである!!」
「その弟子二号、リィンフォースB(ブルマ)Uなのですー……」
「んー、どうした弟子二号。テンション低いぞ。そんな歳で生〇というわけもなかろうに」
「セクハラ発言は歳食った証拠なのです」
「余計なお世話よ!んで、実際どうしたのよ?」
「前回師しょーの横暴で今回はゲストさんがいないのです。やっていけるのか不安なのです」
「ふっふっふー。なんだ、そんなことか。弟子二号よ、あたしが何も考えなしにゲストを禁止したと思ってか?」
「思ってたです!」
「シルバースキン!そんな訳は無い訳さ!」
「し、師しょー!一体どういう事なのですか!?」
「弟子二号よ。ここはどこなのか言ってみなさい」
「え?エ、エイミー道場なのです」
「その前の言葉、プリーズ」
「救済道場………、あっ!」
「そう、我らの目的は救済にあり!ここらで迷える子羊にアドバイスをしてあげようって事よ!」
「そうでしたのです!すっかり忘れていたのです!」
「そんな訳で弟子二号!ぷりーず、ぎぶみー、ばっどえんど!!」
「わかりましたのです!それじゃあ、とっておきのを出すのです!!」



 片足を引きずり、上体を揺らしながら歩く。一歩一歩ごとに呼吸を必要とした。視界も霞んでいる。身体中の傷から出た血と汗が入り混じった雫が床に落ちて赤い斑点を作っていく。持ち上がる力も惜しいのか、手にした皹だらけのS2Uとデュランダルを引きずるようにして持ち運ぶ。
 正に満身創痍。無事なところなど一つもない。生者よりも死者に近いような状態だった。
それでも、ついにクロノはここに辿り着いた。

「………」

 首を持ち上げる。それだけで激痛が走ったが、それでもクロノはそれを見上げた。
この区画の中央。天井と床を繋ぐ柱が存在した。
 その柱からは様々な機器と繋がっており、それらがこのリヴァイアサンを稼動させるためのエネルギーを各部に送っていた。
 これこそが、移動要塞リヴァイアサンの動力炉であった。

『──ノッ!───ロノッ!クロノ!!』

 それを目の前にした所で、通信が繋がる。気だるげに視線を落とすとS2Uの通信機能が直接リンクされたのを感じる。
 それが出来る者は、クロノの知る限りただ一人。

『駄目!駄目よ!!クロノッ!!!』

 母の悲痛な叫びが聞こえる。
 それだけではない、次々にS2Uから懇願するように声が響いてくる。

『やめて!クロノォッ!!』
『小坊主ぅっ!!フェイトがやめろって言ってんだろぉ!!』

 義妹とその使い魔。
 家族となった者達の声。

『あかん!あかんよ!!クロノ君!クロノ君っ!!』
『早まるなぁっ!!』
『待てよ!!待てって言ってるだろ!!おい!!』
『やめてください、クロノ君!!』
『ハラオウン………ッ!!』

 優しい夜天の王とその守護騎士達。
 償いの道を進む、その道を見守ろうとした者達の声。

『クロノォッ!!この大馬鹿野郎ぅぅぅぅっ!!』

 憎まれ口ばかりだった友人の声。
 ある意味、誰よりも信頼した者の声。

「───────────」

 そのどれもが苦しみに、悲しみに満ちていた。
 そのつらさが、痛いほどに伝わってくる。

「───────────」

 だけど。

「─────通信遮断」

 この胸の空虚を埋めるには至らない。

「───────────」

 S2Uから視線を上げ、もう一度全ての元凶を見上げる。

「───────────」

 古代の移動要塞リヴァイアサン。破壊のために作られたロストロギア。
 そのリヴァイアサンに対して、クロノは何もすることが出来なかった。
 だから、胸の空虚は埋められない。
 だって、何も救えなかったから。

「─────なのは」

 ───彼女を救えなかったから。

「S2U、Level7」

 S2Uの全てのリミッターを解除され、その外装が全て弾け飛ぶ。

「S2U、デュランダル。ダブルカートリッジフルロード」

 それぞれのデバイスに取り付けられたカートリッジ三発を全てロード。計六発のカートリッジがロードされる。
 その膨大な魔力にクロノは血を吐き出しながら、魔法を詠唱する。

「スティンガーブレイド・カタストロフシフト」

 その言葉と共に動力炉の全方位に千を越える魔力刃が精製される。

「─────なのは」

 もう一度彼女の名前を呟く。
 それだけで胸の内で眩しいばかりの笑顔が思い出せる。
 それで、彼女の笑顔が自分の中でどれだけ大切だったのかを理解できた。
 だから、知ってしまった。
 自分はなのはの事が好きなのだったのだと。

「──────あ」

 だけど。

「────あああ」

 もう、その笑顔は。

「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!」

消え去ってしまった。
 
「あああああああああああああああああああああっ!!!」

 全ての魔力刃を解き放つ。絶え間なく撃ち出される青の刃が分厚い動力炉の装甲に突き刺さっていく。

「ああああああああああっ!!あーっ!!あーっ!!!!」

 赤子のように叫ぶクロノ。その目に魔力刃の一つが動力炉の奥深くを貫くのが見えた。

「──────────────────────!!」

 視界が白く染まっていく。
 全ての元凶が消えていく光。

「───────────」

 その中にクロノは彼女の姿を探す。

「───────────」

 けれど、その姿は見つけられない。
 その事に絶望しながら、クロノの意識は白く染められ、消えていった。



DEAD END



「・・・……………」
「さっ!師しょー、アドバイスどうぞなのです!!」
「……どうぞなのです、じゃないわよー!!何、この完全無欠のバッドエンド!?」
「デッドエンドなのですー」
「どっちでもいいわ!!こんなの聞いてねえぇぇぇぇぇぇっ!!」
「ちなみにこのエンドは『クロノが二話でなのはも救えなかったら、を想定しております。考えるだけ考えて使えないなぁと思っていたのに日の目に当たる時が来るなんてなー』との事です。」
「こんなもん、日の目に当てるんじゃないわよ!!この道場と場違いすぎて普通に引いたわっ!!」
「それで、師しょー。クロノさんはどうすればよかったですか?」
「んー、マジレスするとさっさと二話に戻ってなのはちゃんを救うように。これは二人の物語なんだから、どっちかが欠けたらお話にならないでしょうが」
「そこまでやり直すかロードするように、って事なのですね!」
「それにしてもこれ、数時間前の選択肢で既にバッドが確定してたかのような状況ね。そういう意味でも酷いエンドだわ」




「そんな訳な第三回。如何だったでしょうか、師しょー」
「あんまりなバッドで気力を失わされたわ。つうか、あんなもん引っ張ってくる弟子が怖すぎる」
「ふふふ、こうやってじわじわと弱めていくのです」
「け、計算の内ー!?ええい、こうなれば道場主権限発動!!」
「それ、前回と同じ展開なのですー」
「シャラップ!!このままじゃ、気が滅入り過ぎてやってられんわ!!なので、明るいバッドエンドを持ってくるように!」
「む、無茶苦茶矛盾しているのですー!!」

 心に深い傷を負ったエイミー師匠。

 その傷を癒すバッドエンドはあるのだろうか!

 それと本当に滅入った方。いたらごめんなさい!!

 次回、第四回「地獄極楽バッドエンド」に続く!!


 エイミー道場 第四回 「地獄極楽バッドエンド」


 悲しい結末がありました。

 その悲しみは深い傷を作りました。

 だから、それが避ける事が出来ないものと思いたくなくて。

 悲しい結末に希望の光を、救いの道を見出そう。

 救済エイミー道場、始まります。


「こんにちわー、バッドエンド好きな貴方の敵、救済道場の主エイミーである!!」
「その弟子二号、ブルマ好きな貴方のアイドル、リインフォースB(ブルマ)Uなのですー」
「やー、前回はあまりのバッドにこの道場を潰されそうになったわー」
「けどなんだか大好評だったのです!」
「うむ。皆さん、意外と深くて黒い者好きだったわけだが、そんなニーズには答えないようなバッドを持ってきたかな、弟子二号?」
「大丈夫なのです!リインにとって、これ以上無いくらいのバッドを持ってきたのです!」
「んー、前回の事を顧みるにその言葉にお姉さん、大いに不安だぞー、」
「そこでこそ、師しょーの腕の見せ所なのです!!」
「それもそうね!それじゃ、前回所望した明るいバッドエンド、ばっちこーい!!」






「エイミィ、誕生日おめでとう」
「やー、ありがとー。でも、もう誕生日喜べる歳じゃなくなってきたわねー」
「これで22だったな」
「うん、クロノ君も二十歳だし時間がたつのは早いねー」
「初めて会ったのは、十一歳の時だったよな」
「そーだね。そう考えると人生の半分クロノ君と付き合ってるのかー。いつになったら終わるんだろうねぇこの腐れ縁」
「………」
「クロノ君?どったの?」
「僕は出来れば、ずっと付き合ってもらいたいのだが」
「え?」
「僕の隣で」
「え?ええ?ちょ、あの、え、ええ?」
「どう、だろうか?」
「いや、あの、その、でも、ええーと…………」
「………結婚、してくれないか」
「…………………………………………………………………はい」





BAD END





「それじゃー、師しょー!救済お願いしますです!!」
「よっしゃあ!!このエンドを避ける一番確実な方法は、九歳の時に出会わなければ、ってちょっと待てやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「どうしたのですか、師しょー!?そんなノリツッコミ風味な叫び声をあげてっ!?」
「どこがバッドやねん!!公式設定じゃないのよ、これ!?」
「それで何人の二次創作作家が枕を涙で濡らしたと思っているのですか!?」
「ええい、今更な話をっ!つうか、いい加減割り切りなさい!!」
「何よりっ、ブルマにとってはこれ以上ないくらいのバッドなのです!」
「ブルマかよっ!?お前じゃないのかよ!?ブルマってなんなのさー!?」
「さぁ、とっとと救済するのです、このアホ毛!!」
「シャラップ!!生言ってるんじゃ無いわよ、このロリブルマっ子!ええい、こうなったら何もわかって無い弟子のためにバッドエンドって物を教えてあげるわ!」





「クロノさん、お膝の上に乗っていいですか?」
「ああ、いいよ。おいで」
「わーい、クロノさんのお膝の上なのですー。気持ちいいのですー」
「僕の膝の上はリインを乗せる為にあるからね」
「クロノさん、大好きなのですー」
「僕もだよ、リインー」
「あははー」
「はははー」
「あははー」
「はははー」





BAD END





「どうよ!?これがバッドエンドって言うものよ!」
「どこがなのですか!これこそ至高のグッド、究極のトゥルーなのです!」
「それはどこのメニューか!とにかく、ロリ駄目!ロリ犯罪!!でなければ『この作品に登場する人物は全て18歳以上です』などと言う建前は生まれなかったわ!!」
「そんな悪法、知った事じゃないのです!いい加減にしやがれなのです!!」
「………弟子二号よ、ここいらで一度ケリをつける必要がありそうね」
「望むところなのです!ここで師しょーを打ち倒し、バッドへの道を断つのです!」
「よく言ったぁっ!なら、あたしはそのブルマを脱がして、ロリエンドを塞いでくれるわ!!」
「ええーい、なのですー!!」
「どおりゃあああああっ!!」





シュタッ

「ま、どっちのルートもあらへんのやけどな」

シュタッ

「( ゚д゚lll)」
「( ゚д゚lll)」
「………あー、リインちゃん」
「………なんでしょーか、師しょー」
「次回はさ、前みたいに誰か呼んでみようか」
「それがいいと思うのです」
「それじゃー、次回エイミー道場をお楽しみにー」
「バイバイなのですー」





次回、エイミー道場通常営業再開。

こうご期待!

「………やっぱさぁ、あたしにヒロインは無理なのかなぁ?」
「多分、無理なのです」
「こんな時に言い切らないでよ………」



 エイミー道場 第五回 「大宴会」

「いやー、やったよ弟子二号!とうとう本編に返り咲きなのだ!」
「ドンドン、パフパフー!なのですー!」
「よっしゃ!今日は宴会だ!このクロノ君を仕留めたカボチャをメインデッシュに馳走してやろう!」
「わーいなのですー!」
「あ、あのー」
「あれ、どうした我が友よ。お祝いに来てくれたのかな?」
「何をしてるのか知らないけど、道場開けて欲しいんだけどー……」
「む、しまった。もうそんな時間か」
「ど、どういう事なのですか師しょー!?」
「やー、実はこの道場。時間帯限定で借りてるだけなんだよねー。ぶっちゃけ他世界に土地持てるほど金無いし」
「考えてみれば弟子が二人しかいなくて、基本的に一人しかいない道場が成り立つ筈なかったのです」
「それは言わないお約束だぞ、弟子二号」
「あのー、道場ー」
「むむ、こうしている間にも契約主の娘さんがやってきてしまっている」
「でも、もうコーナーは始まっているのですー」
「こうなればあれしかない!」
「あれ、なのですか!?」
「うむ、苦渋の決断であるが致し方あるまい!」
「ではネタ提供『mineraloid』様でお送りいたしますです!」





 エイミー道場 第五回 「大宴会」改め!

 教えて 美由希先生! in エイミー道場

「と言うわけで改めまして、こんにちわ!」
「教えて 美由希先生のコーナーなのですー!」
「え?え?ええ?」
「そんな訳で我が友、美由希先生。やっちゃってくれい」
「あのー、何が何だかわからないんだけどー……」
「わからぬか、無理も無いだろう。けれど、それでも導くのが師というものではなかろうか!」
「先に生きると書いて先生なのですー!」
「もっと訳がわからないよ……」
「むう、ここまで押しの弱いゲストも初めてで師しょー、ちょっと困っちゃう」
「なんでもいいから、言ってくださいなのですー」
「えーっと、それじゃあ……」



「今回の海鳴の過ごし方は実験的なお話ですが、これで今までスポットの当たらなかったキャラにもお話がある予定です。なんでも私が関わる話とかも用意されているらしいのでちょっと、楽しみです。それで皆さんが楽しんでくれればいいかなーなんて……」
「………」
「………」
「あ、あれ?二人とも、どうしたの?」
「な、なんかいい子だよ、この子!輝いているよ!!」
「く、黒い言われるようになったリインには眩しすぎるですー!」
「えーっと、あたしいけない事言ったかな?」
「駄目ー!そんな目で見ないでー!」
「撤収ー!撤収なのですー!!」
「………行っちゃった」



「そ、それじゃー皆さん」
「また次の機会に」
「お会いするにゃー」
「って貴方達、誰!?」
「何を言っているにゃ」
「このコーナーのお供、猫リーゼにゃ」
「そんなあたしと何の関連も無いのに……」
「まぁ、気にするにゃ娘さん」
「単に出たかっただけにゃから」
「そんな、ぶっちゃけされても……」



 一方、その頃。

「このままではいかんぞ弟子二号!」
「はいです師しょー!」
「あの強敵に打ち勝つには再び本編に出張るしかなかろうて」
「その時まで、リインは牙を磨いておくのです!」
「それじゃ、明日に向かって走るわよー!!」
「はいですー!」


 強敵との出会いに、明日を目指し始めた二人!

 再び、強敵と合間見えるその日まで挫けるな!

 そして、本編での出番はまたあるのだろうか!



 次回、エイミー道場「明日ってどっち?」に続く!(嘘)




 エイミー道場 第六回 「居場所」〜前回の次回予告と違うけど気にしないで〜

「こんにちわ!右も左もBADエンドな貴方を救う救済道場エイミー道場だよー!」
「進行は師しょーことエイミー師しょーと私弟子二号のことリインフォースB(ブルマ)Uがお送りするのですー」
「しかし、まぁなんだかんだで一つの結末まで辿りついたわけね。うんうん、ご苦労様」
「でも終わりではないのです。リイン達の活躍はまだまだ続くのです!」
「うんうん、BADエンドは永遠に不滅なのよ!ビバ、人生!!」
「ところで、師しょー。これってBADエンドではないですよね?」
「んー。まぁ、過程は色々あったけど、終わりとしては幸福な結末なんじゃない?それがどうかした?」
「じゃあ、なんでリイン達はこの場にいるのでしょーか?」
「む、確かに。他人の不幸は密の味。BADが栄養分の我らが何ゆえ、このハッピーでファミリーな所に来てしまったのか?つうか、お呼びじゃねいのに」
「あれ、外が何か騒がしいのです?」
「どれどれ、ちょっと覗いてみようか?」



「ははは、今日は鋼糸の練習をしたのかー」
「とどかなかったー………」
「とどくけど切れなかったー………」
「……切るつもりなら3番を使うといい。7番じゃきついぞ」
「わー、ほそいからきれやすそうー」
「でも、たいきゅうせいがしんぱいー」
「なのは。子供達が非常識な育てられ方をされている気がするがどう思う」
「わ、私もそう思う……」
「私としては魔法のほうが非常識なんだけどなー………」
「はやてちゃんが遊びにきたわよー」
「はーいなのですー!」
「こら、リイン!大人しくしてなあかんよ」
「それじゃ皆、おやつにするわよー」
『はーい!』



 さーて、来週のなのはさんは?

 なのはです。
 この間、クロノ君がお休みだから一緒に夕飯を買いにいったんだけどお財布を忘れちゃったの。
 そしたらクロノ君が「大人になって落ち着いたように見えるけど、おっちょこちょいになってきてないか?」って言うの。
 そんな事ないもん。クロノ君、ひどいよね。
 今度からそんな事言われないように、気をつけてクロノ君を見返しちゃうんだから。



 さて次回は。
「クロノ、恭也に盆栽を習う」
「子供たちの管理局見学」
「なのは、第三子出産」
 の、三本です。

 それじゃ、来週もまた見てくださいね。
 リリカルマジカルテクニカルッ。


「…………」
「…………」
「な、なにっ!?あの達人が使えば首が落とせる三番鋼糸を遊び道具にしているほのぼの一家は!?」
「そ、それよりリインの立ち位置がイク〇ちゃんみたいだったのです!」
「つーか、次回予告があの国民的一家的!窓に波〇のシルエットが見えてる的な!!」

『よーし、それじゃ今日は道場で素振りだー』
『『はーい』』

「あ、あれ!?こっち来ちゃう!?このエイミー道場の空間に割り込もうとしちゃってる!?」
「そ、それじゃリイン達の居場所がなくなってしまうのです!!」
「はっ!まさか我らがこの結末の世界に来てしまったのはこれがBADだからなの!?」
「い、一体どういう事なのですか、師しょー!」
「つまり、この結末は我らにとってのBADだったと言う事さー!!」
「がびーん、なのですー!」

『あれー、誰かいるのかなー?』

「きゃー!来ちゃう!無垢で愛らしい子供が来ちゃう!さすがに子供の前ではさすがのあたしもはっちゃけられんぞー!」
「どどど、どーすればいいのですかー!?」

 お肉を咥えたアールフ〜、追いかけて〜

 裸足で〜、駆けてく〜、愉快〜な、なのはさん〜。

「ぎゃー!オープニング!!番組始まっちゃう!!」
「あー!なんだかリイン達の身体が透けていっているのです!!」
「くっ!なるほど、他人の幸せが誰かの不幸と!!師しょー、またBADの道の奥深さを知ったわ!」
「わーん!リインは〇ラちゃんじゃないですー!はーい、ちゃん、バブー以外も言えるのですー!」
「泣くな!弟子二号!!この世界ではこんな結末だったけど、別の未来では輝ける未来が待っている筈よ!」
「し、師しょー!!」
「と言うわけで、皆!あたしたちのハッピーエンドに辿り着くためにもこれからもよろしく!」
「お願いしますのです〜!」



自分たちにもBADエンドがある事を知った二人。

それを糧に、輝ける未来を探して二人の救済は続いていく!

次回のエイミー道場にご期待ください。






 忘年 正月 エイミー道場

「ん〜、ミカンが美味い。弟子二号よ、もう一個おくれ〜」
「はいなのですー」
「こらこら、ちゃんと師匠に敬意を込める意味で、皮を剥いてから渡しなさいな」
「わかりましたのです」
「って、下に穴あけただけで渡しおったわ!!それどういう敬意っ!?」
「おこたでぬくぬくです〜」
「聞いてねーし。つか、ブルマっ娘は季節を問わないんじゃないの?」
「でも、やっぱりこの季節は厳しいのですー」
「むむむ、軽いぶっちゃけが。まぁ、正月だし気にしない」
「ところで師しょー、道場でこたつを使っていいのですか?それにコンセントはー?」
「あー、その辺は大丈夫ー。ちゃんと許可取ってるから。電源はほれ、そこ」
『───────────』
「わー、バルディッシュさん。年明け一発目から電源代わりとはお気の毒ですー」
「まぁ、これも火・水・電と生活に関わる力を持つ物の宿命よ。便利と書いて運命と読み、その心は使いやすいということで諦めておくれ」
「ところで師しょー。おこたもいいですけど、新年にかける意気込み的な意味でこのままぬくぬくしてていいのでしょーか?」
「あー、そだねー。初詣くらいにはいっとかないとねー」
「はいですー」
「あー、でももう少しぬくるか〜」
「はいです〜」



 と、そんな訳でっ。

 開運!八神神社!!

「明けましておめでとうなー。私はこの神社の巫女の八神はやてやー」
「神主のクロノ=ハラオウンだ。……新年からこういうネタに走るのか」
「まー、時期ネタやからなー。そもそもWeb拍手自体がネタ走りしとるし、ええんじゃないかな?」
「それは、まぁ、そうだが、それでも気になることがある」
「え?なに?」
「君はいい。このネタに走ったのは丁度元ネタで神社があった事だし、奇しくも君は中の人繋がりがある。だから問題は無い(ないのか?)。しかし、どうして僕が神主なんだ?役柄で言えば、ザフィーラが一番丁度いいじゃないか。白髪だし、肌黒いし、従者だし」
「あー、ザフィーラは他の役があったから」
「他の役?」
「ほら、そこ」

「……………」<狛犬と向き合いながら沈黙を保つ、守護獣

「ザフィーラァァァァァァァァッ!?」
「いやー、即席で作ったから狛犬が一体分足りなくてなー」
「本気でひどいな……」
「ま、そんな訳やからクロノ君よろしゅうなー」
「もう何も言うまい………」

「あ、クロノ。明けましておめでとうございます」
「明けましておめでとう。……で、君も巫女なのか」
「うん。………変かな」
「いや、変じゃない。むしろ、似合っている。似合ってはいるのだが色々と言いたい事があってな」
「え、なんの事?」
「いや、気にしないでいい。多分、言いたい事は皆さんが代弁してくれるさ……」
「…クロノって時々おかしいよね」
「疲れているのかもな………」

「あけましておめでとー。クロノ君」
「ああ、おめでとう。なのは。……その服装は振袖だったかな」
「うん。……どうかな?」
「あ、いや、その………」
「あー!なのはちゃん、よく見たらその振袖、おまけシナリオ仕様やんかー!」
「そういえば、声もぺーお姉さん仕様だっ……!」
「こらー、なのはちゃん!新年早々、原作回帰とはそんなに昔の方がええのかー!!」
(……ばれちゃったの)
「というか、君達未出演なのになんで知っているんだ……」





「って、神社に来たらコーナー乗っ取られてるじゃないのぉぉぉぉぉぉぉっ!!くっ、まさかこんな新年からメインキャストがWeb拍手に出張って軽く匂う程度のラブコメパンチとはっ!!これは由々しき時代であるぞ、弟子二号!!………弟子二号?」
「クロノさん、あけましておめでとうなのですー」
「ん、ああ。リイン。あけましておめでとう。それでなんで君は新年からブルマなんだ?」
「乙女の秘密なのですー」
「って、通常キャラを装って向こうの輪に入り込んでおるぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?」
「ふふふ、長いものには巻かれろなのですー」
「げぇぇぇっ!やっぱり、今年もこんな扱いかー!!!!!!」

そんなわけで、今年もエイミー道場をよろしくお願いします。

 あと、この先は八神神社のおみくじになりますので、興味のある方はご覧になってください。

 大吉

 だいきちだよ。よめもいるけどこいびともいるよ。

 そんな訳で、ハーレムルート突入です。嫁と恋人どころか愛人やら妾やら側室などもいちゃって、今だけでなくこれから関わる女性すら皆が皆、あなたに好意を持ってしまいます。ロリ、幼女、年上、年下、貧乳、巨乳、ツンデレ、クーデレ、ヤンデレ等などなんでもござれ。
 一般人なら許されるような事ではなく、ありえナスと言われそうですが、例えBADエンドっぽい展開になろうとも『何勘違いしてるんだ。俺のフラグはまだ終わっちゃいないぜっ!!』とか自分ルール発動の王様状態なんで許されてしまいます。
 とりあえず、人生の勝利者っぽいんで、後は好きにしてください。もうそんな状態なら運占いなんぞいらんでしょうに。

 ラッキーアイテム 俺のターンッ!

 中吉

 個別ルート突入、もしくはフラグ建築済みです。
 もう好感度は十分に達しているので、どちらに行こうが貴方の自由です。無論、このまま好感度を確保しつつ、他のヒロインのフラグを建築するも良しです。
 されど、中吉。絶対無敵の幸運がある訳ではありませんので、迂闊な行動でこれまでのフラグが消失する恐れもあります。殺し愛、選択し一つでBAD直行なこのご時世。気がつかずにやっちゃった時はトラウマ物です。
 なので、何事にも慢心せずに行きましょう。とりあえず、約束の品などでフラグに保険をかけるのも手です。

 ラッキーアイテム S2U

 吉

 現状維持です。
 嫌われてはいません、むしろ好かれています。が、それは特別な好意ではありません。
 なので、ここからがあなたの腕の見せ所。凄腕になると身を挺してヒロインを庇いながら名セリフの一つも言ってハートをゲットしてしまったり、何気ない日常で着実に確実に積み重ねを重ねたり、何もして無いけどもてたりもしますが、あなたがそうとは限りません。
 自分のキャラクター性に負けないで、フラグを立てていくようにしてください。

 ラッキーアイテム 不幸な生い立ち

 凶

 サブキャラに落ち着いてしまいました。
 これだと出番自体が少ないので、フラグを立てるのは難しいところです。
 ここはなんとか少ないチャンスで、見せ場を作り、キャラを立てなくてはなりません。魅力無いキャラクターにフラグ無し。人気とはかくも無常。貴方の本質が問われるところです。


 ラッキーアイテム 主人公気質

 大凶

 気がついたら五年経ってて、過程もなく嫁が出来てました。
 一体、フラグを立て続けた半生はなんだったのでしょうか?生い立ち、性格、能力的に主人公要素満載だったのに全て丸潰れです。
 世界はいつだってこんなはずじゃないことばっかりだよ、ずっと昔からいつだって誰だってそうなんだ。けれど、自分の勝手な悲しみに無関係の人間まで巻き込んでいい権利はどこの誰にもありはしない、と名言を胸に強く生きてください。

 ラッキーアイテム 原作リメイク





 エイミー道場 第七回「門下生増員?」

「こんにちわ、今年もあなたのフラグを救済するエイミー道場の主、エイミーであるぞよー」
「こんにちわなのです。今年もリリカルなのはのブルマを担う弟子二号、リインフォースB(ブルマ)Uなのですー」
「うむ、最近私以上に訳がわからんぞえ、弟子二号」
「ところで師しょー、前回正月編あったのになんでまだ第七回なんでしょーか?」
「あれは正月の特別編だからね。カウントされんわけなのよ」
「なるほどなのです」
「何より、コーナー半分以上乗っ取られといてカウントできるかってーの。否、否否否!断じて否!!」
「わーい、本音ぶっちゃけなのですー」
「まぁ、そんなわけでいつまでも正月気分ではいかんぞえ」
「でも、おこたは片付けられていないのです」
「あー、あれは冬の必需品だし。モウ・マン・タイ」
「あ、そういえば歌にもあるのです!師しょーは庭駆け回り、リインはおこたで丸くなるのです!」
「貴様、こっそり独占発言かっ!!」


「まぁ、そんなわけで軽く去年の反省をしようか」
「というと、師しょー的には不満が残る一年だったのでしょーか?」
「うむ、あたしがここの主である筈なのにゲストキャラに食い潰される事が多かった気がするのだよ」
「そーいえば、そうだった気がするのです。師しょーも濃いのに皆濃い人ばっかりだったのです」
「そんな訳で救済道場なのに、うまく救済が出来なかったわけよ。これも、弟子二号のせいね、うんうん」
「なんか全部リインのせいにされたのです!!」
「じゃかしいー!!師しょーの失敗は弟子の失敗、弟子の失敗は弟子の失敗とナーカル碑文にも書いておろうが!!」
「そんな文章どこにも書いていないのですー!!」
「実はあたしもそう思ったので、蒼天の書にこっそり書いといたから安心なさいな」
「う、うわーん!!ほんとに書いてあるのですー!!しかも前衛的な落書きつきー!!」


ま、そんな訳で。今年はゲストキャラに負けないよう、こちらの戦力を増強しようと思うのよ」
「増強、なのですか?」
「うむ、そうすると出番比率が低くなるけど、少なくともゲストキャラに押し切られる事は無いと思うのよ。戦は数と申すでしょう?」
「なるほどなのです。でも、誰か当てがあるのでしょうか?」
「ふふふ、実はもう当てはつけていてそこに控えてもらっているのよ」
「わーい、よくあるパターンの用意周到っぷりなのですー」
「それでは、いでませいぃっ!!!」


「リインフォースB(ブルマ)T」
「シュツルムヘイム」
「フィー!」

「「「我ら!!融合デバイス三人衆!!!」」」

ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「おおお、格好いいのです!!三人集ってだけで『必殺非業』とか四文字漢字つけたいのです!!」
「いや、それだけでそれはどーなのよ。まー、とりえずようこそいらっしゃい三人とも」
「第一回以来ですね、我が師しょー」
「お初にお目にかかる、ご両人」
「フィー!」
「………師しょー、なんだか見覚えの無い黒髪幼女がいるのです。リインとキャラが被るのです」
「あー、彼女はフィーちゃん。登場作品『風の軌跡』で本編じゃ名無しだったけどここで出るのに名無しのまんまじゃ可哀相だから貰った名前付けてあげたのよ。蒼の夢さん、ありがとー」
「ありがとーなのです!」
「フィー!」


「さー、これで装いも新たに今後のゲストキャラを迎えようじゃないの!」
「しかし、エイミー師しょー。招かれた故に参上したが本当に我らを迎えてもよろしいのか?」
「んー?なんでよ?なんかその辺にいたから、呼んじゃったけど今更弟子になるのが嫌になったんかい」
「いや、そういう訳ではないが、我らを迎えると色々と不都合があるのではと思ってな」
「ふつごーなのですか?」
「それについては私が説明しましょう」
「おお、どうしたブルマ一号」
「技のブルマとお呼び下さい」
「力のブルマなのです!!」
「ええい、言っておいてなんだか乗るなや。V3とか出てきそうじゃないの」
「フィーがやる?」
「やらんでいい、やらんでいい。で、何を説明してくれるのよ?」
「私達三人ですが、デバイスであると言う以外にある共通点があるのです」
「共通点?何よ?」
「それは………」
「何よー?もったいぶらないで教えてよー」


「皆、死んでる」
「…………」
「…………」

ヒュ〜、ドロドロドロ〜

「ぎゃ、ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?発言した途端、日本の典型的怪談ミュージックがぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「どどど、どこからこの三人呼んだのですかー!?」
「勝利セリフで地獄の蓋を開けてるおっちゃんがいたから、ついふらふらとー!!」
「せ、征天魔王ですー!!」
「ふふふ、我らが出でるは冥界の門。この世界を冥府魔道に染め上げて、ここを我らがニブルヘイムにしてくれようか」
「一緒に眠りましょう。我が師しょーと私の名を継ぎし者」
「フィー?」
「なんか怖い事言うな、それは死ねってことか、黒い髪を前に垂らすなぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「うわーん!!やっぱり師しょーは駄目駄目なのですー!!」


 戦力増強に失敗したエイミー道場。

 次に彼女達が打つのは如何なる手か?

 次回のエイミー道場にご期待下さい。


 最後に改めて、蒼の夢さん。

 名無しの少女の名前、お借りしました。この場を借りてお礼申し上げさせて頂きます。





 今回の話は『海鳴の過ごし方』 高町家午前の選択肢と連動しております。

 まだ見ていない方はそちらからご覧下さい。

 エイミー道場 第八回『救済するもの』

「バリボリ……。あー、煎餅うめぇ〜」
「あ〜、師しょー。美味しそうなのです」
「うむ、美味しいぞ。なんなら食うか、弟子二号よ」
「わー!師しょーがいつになく太っ腹なのです!!」
「煎餅だけでそう思われるのは心外だが、めでたくも30万HITを迎えた今日この頃。寛大な心で許してやろうぞ」
「わーい!師しょーの二段腹ー!」
「はっはっは。クレヨン的幼稚園児な言い回しにも怒らぬぞ〜(グリグリ)」
「いた、いたっ!お、怒ってるのですー!」
「やー、それにしても30万HITも迎えて、世界は平和そのもの。あたし達の出番も減って嬉しいのやら悲しいのやらねー」
「まあ、自分で解決できるのならそれに越した事は無いのです」
「うむ、その通り。ぶっちゃけそろそろ救済道場の看板を下ろしてゴールデンに進出しようかと思っている」
「その時は師しょーを見送って、ここを九歳道場にして一期二期の登場人物を集めるのです!」
「あれー!?着いてきてくれない上に、なんかもっと人気でそうなのに乗り換えようとしてるよ、このブルマっ娘!?ええい、やはりゴールデン進出前に貴様との決着を付けてくれるわ!!」
「そんなの、さっち〇ルートくらい有り得ないのですー!」
「今度リメイク出るからわからんわぁっ!うおおおっ!!」

 チュドーン!!

「な、なんじゃあ!?奇襲か!?一の谷か!?桶狭間かぁっ!?」
「ここには崖も雨も降ってないのですー!!」
「ええい、では一体なん」
「くっ、おのれクロノ=ハラオウン。勝負の真っ最中にバインドをかけてどこぞの次元に放るとは。この借りは奴行きの始末書で返してやろう」
「「あ」」
「ん?」
「………」
「………」
「……何をしている?エイミィ=リミエッタ、リインフォースU?」
「いえいえ、何を仰るウサギさん。あたしはエイミー師匠。エイミィ=リミエッタという見目麗しい空前絶後の美声を誇るスーパー有能なオペレーターとは赤の他人でございますですよ」
「私もリインフォースB(ブルマ)Uといって、リインフォースUという超絶にプリチーでめがっさラブリーなチャーミングユニゾンデバイスとは別デバイスでありますなのです」
「そうなのか。いや、すまない。知り合いにあまりにも似ていたので間違えた」
「うんうん。まぁ世界には似ている人間が三人いるっていうしそんな時もあるさー」
「ところでそれって誰が初めにいったのでしょーか?」
「しかし、ここは高町家に道場に似ているな」
「はっはっは。その高町家が平和な一軒家に見えて鋼糸や飛針が備えられている家がどうかは知らないが、世界には似たような建造物が三つはあるらしいから、ここは別の道場ミー」
「聞いた事が無い上に、語尾がよくわからないのです」
「では、ここは一体どこだ?」
「良くぞ聞いてくれました!」
「ここがどこかと聞かれたら」
「答えてやるのが世の救済!!」
「こここそ、救済道場『エイミー道場」なのですー!?」
「ってあれ!?今のあたしが言うセリフじゃない!?仮にもあたしが主だし!?」
「ふふふ、セリフの順番的にしょうがなかったのです」
「はっ、さては狙ってやったわね!?リイン、恐ろしいブルマっ娘!!」
「救済道場…?一体どんなところなのだ?」
「ふっ、聞いてらっしゃい見てらっしゃい。我らの目的は世界の救済にあるのだよ」
「救済……だと?」
「迷える子羊へのアドバイスからBADエンドの未来視、それを回避するための選択肢を示したりしてるのですー」
「その予見っぷりは聖王教会の騎士の予言にも劣らないともっぱらの評判よ」
「それはいい過ぎなのです」
「一つ、聞くがお前達はどこかの組織に所属しているのか?」
「うんにゃ、敢えて言うなら私達が組織かねぇ?」
「……救済とはつまり、人を悲しみから救うという事。そうだな」
「ん〜、まぁ大仰に言えばそうかねー?」
「それを後ろ盾もなく、何かに頼る事もなく、ただの二人でやろうというのか」
「一応、他に弟子とか協力者もいるですが」
「その心意気、大いに感服した!!是非私も一員に加えさせてくれ!!」
「げぇ、何その超展開!?」
「駄目、か?」
「いや、そんなキャラなのに上目遣いされても。別の意味で困るわ」
「わかりましたのです。その代わり、貴方は弟子三号なのです。呼ぶときは先輩とつけるのです」
「わかった、リインフォースBU先輩」
「あれ、師を放って話が成立しているよ!?」
「もう決まった話なのだから黙っているのです」
「そうだぞ。エイミー=シショー」
「ぎゃあ、なんか彼女の中ではブルマっ娘の方が階級上になっとる上に、なんか名前と思われてる!?」
「それで、どうやって世界を悲しみから救うのだ?」
「あー、それなのですが」
「あたし達諸事情でここから離れられないのよねー」
「そうなのか?」
「だから、私達の教えを貴方の世界に広めてきて欲しいのです」
「わかった、任せるがいい。まずは私の部下達に教えを叩き込んでくるとしよう」
「いってらっしゃいですー」
「お土産よろしくねー」
「うむ。ではエレナ=エルリード、世界を救済する教えを広めてくる!」



「……行ったのです」
「あー、またいつ来るかわからないし、こりゃまだしばらく救済道場の看板は外せないわねー。ごめんな、ゴールデン」
「まあ、ある意味初めてリイン達の行いに共感してくれた人がいたのですから、これも悪くないと思うのです」
「そうだね。よっしゃ!いっちょう、気合を入れなおして救済するかぁ!」
「それではまず煎餅の食べすぎでぶくぶくになりかけている師しょーを救うのです!」
「ふっ、何をこの足のあるジオ〇グなスタイルの私にそんな事態がって、うおわあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?なんじゃあ、この体重計の数値はぁぁぁぁぁぁっ!?」
「そんな訳でダイエットなのです!!」
「いやぁぁぁぁぁぁっ!!救って欲しいけどそれはいやぁぁぁぁぁぁぁっ」



 新たな仲間が加わり、決意を新たにしたエイミー師匠とリインフォースBU。

 彼女達の救済はまだ終わらない。
 
頑張れ!エイミー師匠(ダイエットを)!

 負けるな!エイミー師匠(ダイエットに)!





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